ヒトT細胞白血病


精子中のウィルスが感染源で性行為では男性から女性へのみ感染する感染症です。夫婦間の感染では、結婚後約2年で20%程の確率で女性に感染するとされています。(男性のみ持続性感染者の場合)

ヒトT細胞白血病ウィルスの持続感染者は日本に約120万人いるとされます。その中で年間約700人が発症しています(120万人と比べると少数の人が悪性の病気として発症)。症状がでるまで30〓70年もかかり潜伏期間は非常に長いです。これまで根本的な発症理由はよく分かっていませんでしたが、現在解明されてきています。

発症者の大半が九州と沖縄に集中。発症者のほとんどが40歳以上であり、成人T細胞白血病とも言われています。この成人T細胞白血病は血液のガンのことです。

感染は性行為だけではなく、ほとんどが母子感染で、一番母乳による感染が高いです。母乳中に含まれるウイルスで子どもへ感染します。また妊娠中や出産時の産道感染も考えられます。

<症状>
男女ともリンパ節の腫れ、肝臓の腫れなどの症状が現れます。また、体に赤い発疹がでると初期症状の現れです。更に原因不明の皮疹、血液中のカルシウム値の上昇によるのどの渇き・意識障害などがあります。  

<検査・治療法>
HTLV-I抗体検査という血液検査をします。(HTLV-IはヒトT細胞ウィルス)
この検査は妊娠中の通い先の病院でも受けることができます。

様々な治療法がある中、完治する確率は少ないです。しかし、骨髄移植でウィルスはほぼ消失するとされています。

〓ヒトT細胞白血病の起源〓
ウィルスがミイラから検出されていて、少なくとも1000年以上は人間と共存してきたヒト型T細胞白血病ウィルスなのです。


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