原因菌は”カビ”!ギョッとするカンジタ症

『カビ』であるカンジタ菌は健康体の人も持っています。女性の10%の人が膣内にカンジタ菌がいるそうです。消化管、粘膜、下部尿路にも存在していますが、カンジタ菌が膣内で炎症を起こすとカンジタ膣炎と呼ばれます。
カンジタ症は体調が非常に関わってきます。健康な時は菌は発症しませんが、疲れているときなど抵抗力がな時に増殖します。(季節の変わり目などにも発病しやすい)
性行為が無くても発病するので、皮膚病という捉え方をして下さい。

<症状>
外陰部が赤く腫れ、激しいかゆみが伴います。膣内はヨーグルト状のおりおのやチーズや豆腐かすのようなポロポロなおりものがでます。慢性化するとおりものは減り、かゆみは残ります。
男性は亀頭のただれやかゆみ、尿道炎が生じます。症状が少ないため自分が感染源になりかねません。注意をして下さい。

<予防について>
・カンジタは体調が関わる病気なので、規則正しい生活を心がけてください。
ストレスを貯めないことが大事です。
・下着のムレなどに気を配りましょう。通気性を良くし、交換をし、清潔にしてください。
・刺激の少ない物を使用し、よく洗い流しましょう。こすり洗いはやめましょう。
・入浴時の石けんは低刺激のものに。また体を清潔にし、過剰なこすり洗いは控えましょう。爪を伸ばすのもよくありません。

<検査・治療法>

男性は綿棒で亀頭の菌摂取し検査。
女性 は外陰部の検。おりものを顕微鏡で観察しての培養検査。(1週間程で結果が出る)

男性は軟膏を塗布して治療します。
女性は抗カンジダ剤を膣内に挿入します。1週間程で治りますが、かゆみが強いときは軟膏も併用して治療します。症状によって膣洗浄をしなければならない場合があります。そのため、通院することになりますが、これでだいぶ改善され、2週間程で治ります。

お腹子供にも影響する、クラミジア。

性行為でパートナーにうつす・もらう可能性が約50%で、クラミジアは世界的に最も多い性感染症です。もちろん日本でも一番多い性感染症です。日本の感染者数は100万人以上いる程。若者(10代後半から20代)の感染者が増加傾向にあります。

性行為での感染率が50%と非常に高い性感染症です。また、クラミジア感染者は悲感染者よりHIVの感染率が3~5倍も高くなります。

クラミジアの特徴は自覚症状がほとんどないということ(症状が軽い)。自然治癒するわけではないので、男女とも自分がクラミジアに感染していると解らずに性行為をしてしまう可能性があるため、感染域はどんどん拡大してします恐れがあります。

性器(男性は尿道、女性は子宮頚管)やノドなどに感染し、女性なら不妊症や不正子宮出血、骨盤内炎症で慢性の骨盤痛をも訴えるようになります。妊娠した場合でも子宮外妊娠になる可能性もある女性にはとても怖い性病です。
また、乳児にも影響を及ぼします。クラミジア感染症の母親から生まれる新生児は産道内感染をし、結膜炎または新生児肺炎になる場合があります。新生児肺炎は生後1~3ヶ月頃から 鼻汁、咳、多呼吸などの症状があらわれます。

<症状>

男性…大半が尿道炎になります。排尿時に痛みやかゆみがでてくる。(排尿時に違和感を感じる) 濃い膿が出てくる場合は感染確率が非常に高いですから、出来るだけ早く病院へいって検査をするがよいでしょう。

女性…おりものが黄色っぽくなり、おりものが多くなります。下腹部が痛み、性行為の時に痛む場合があります。感染症の5人に1人しか症状がでないため自覚しずらい感染症です。
時折、医師も気づかず誤診してしまう場合があるので注意が必要。

<検査・治療法>

血液検査か女性の場合は子宮頸部の粘膜を採取する抗原検査をする。
抗生物質の服用して、2~3週間で完治します。ただ骨盤炎などを起こしている場合は時間がかかります。

ヘルペスは、性的接触だけではない

ヘルペスは性的接触で感染することと、単純ヘルペス・口唇ヘルペスといった性的接触ではなく感染することがあります。基本的に性的接触で感染したものは性器ヘルペスでしょう。
発症は急性型と再発型があります。初めて感染する人は急性型であり、再発型は一度ヘルペスにかかるとウィルスが体内に潜伏し、体が弱っていたり免疫力が低下していると再発するものです。一度感染すると性器ヘルペスの場合体内からウィルスがなかなか抜けないので、再発する可能性は高いです。このウィルスと長い付き合いになってしまうことがあるので注意してください。
ヘルペスの感染はタオルや食器から感染することもあります。患部を触った手でそのままタオルなどに触り、それを第二者が使用してしまうと性的接触でなくても感染してしまいます。
<症状>
男性の場合、ウィルスの2日~約1週間の潜伏期をへて、陰茎包皮の周囲小さな水泡が複数でてきます。これは初期では軽いかゆみや痛みですが、どんどん強い痛みに変わります。ヘルペスは大人も転がり痛むと言われる程のもので、歩くのが困難になったり排尿できなくなったりします。また、リンパが腫れたり尿道炎で分泌液が出たりもします。
女性の場合外陰部に男性と同じような水泡がでます。症状は男性と同じくリンパの腫れや排尿痛が現れます。まれに発熱や頭痛も伴う人がいます。潜伏期間は2日~約1週間です。
急性型は痛みが強く、再発型は比較的症状は軽い。

<検査・治療法>
水疱の内容液調べて検査します。ただ、陽性の診断率は50%なのでほとんどが視診による診断です。
ウイルスの増殖を抑える抗ヘルペスウイルス薬を急性型には5~10日間、再発型には5日程服用して治療します。症状がひどい場合は入院し注射や点滴などの治療が必要になります。

~ヘルペスの注意~
妊娠している人は、お腹の子に感染すると死亡する可能性があるので注意して下さい!

~ヘルペスの雑談~
必ずしも性行為で感染する訳では無いヘルペス。もしあなただ性行為で感染したとしても、パートナーや友人に”家族のタオルを使用して感染した・レストランの食器から感染した”など様々な理由がつけられます。言い訳の後は、しっかり病院に行き治療しましょう。

しつこくかゆい毛ジラミ

性行為が主な感染原因で、人に寄生するシラミを他にもいますが、性行為によって寄生するのは毛ジラミだけです。ケジラミはシラミ類と同じように激減していたのですが、1995年代頃から感染者数が増加をしています。

体長は1ミリくらいの吸血虫で陰毛や脇毛に付着し、毛幹に頭を深く埋めた形で人の血を吸って生活します。肉眼では毛幹に頭を深く埋めている時はシミに、移動中にはフケにしか見えないので発見には苦労します。皮膚や陰毛の接触だけで感染するのでコンドームを使用しても感染を防ぐことは困難です。

寿命は約1カ月で、24時間血を吸えないと死んでしまいますが、その間に30~40個の卵を産み、一週間程で卵は孵化するのでどんどん増えていきます。卵は10日間程は栄養の補給がなくとも生き続けるため、成虫が死ぬ前日に卵を生んだのなら、まだ9日間も卵は生き続け、その間の1週間でまた卵が孵化することになります。成虫が死んで治癒したと勘違いしても、卵が残っている可能性があるので注意が必要です。

ただ、毛ジラミはいったん宿主から離れると血が吸えないことから2日間のうちには死にます。また、寄生した場所から移動することはせず、たとえ移動したとしても移動距離は1日10cmが限度なので体の密接な接触以外にはほとんど感染はしないとされています。

しかし、まれにサウナやプール、タオルの共有などでうつるケースがあります。このことから、家族などにもうつる可能性が考えられるので注意が必要です。

<症状>

主に外陰部、陰毛周辺に激しいかゆみがあります。そのかゆさは人前でかきむしりたくなる程のかゆさだと言われています。毛ジラミに刺された部分が赤い斑点になったり、毛ジラミの排出物の茶色のシミが下着についたりすることで気づくこともあり、下着に点々と血痕が付着したと勘違いして、血尿を訴えて病院に行くケースがある。

<検査・治療法>

虫眼鏡やルーペなどで成虫や卵を観察(成虫なら肉眼でも確認できる)・下着に着いた点々とした血痕を自分で確認し、検査できる。

陰毛を剃毛をし清潔にした上で、スミスリンパウダー(殺虫剤)を散布して、1時間ほどおいてから洗い流す。これを1週間置きに数週間続ける。
 

肝臓ガンの危険性も。母子感染もするB型肝炎。

感染者年間10万人のB型肝炎はB型肝炎ウイルス(HBV)の感染によって起こる肝臓の病気です。HBVの感染経路は、母子感染、性行為による感染、医療従事者の針刺し事故(輸血、注射)刺青やピアスなどの血液感染です。また、一番多いと考えられているのは海外で感染して国内に持ち帰るケースが多いとされています。B型肝炎の陽性者が使ったカミソリや歯ブラシの共用でも感染する可能性があるのです。

ウイルス自体が肝臓に潜んでしまう場合があり、B型肝炎になると肝臓の細胞が壊れ、肝臓の働きが悪くなる。そのうちの10~20%が発症する慢性B型肝炎とウイルス感染後、急性B型肝炎と発展してしまう可能性があります。まれに劇症肝炎を起こすことや、肝臓の線維化がすすんだ状態による肝硬変、肝臓ガンに進行するケースもあり最悪の場合、死に至ることもあります。つまり、慢性肝炎、肝硬変、肝臟ガンは一連の疾患であると言えます。

しかし、B型肝炎ウイルスに感染しても、60~70%の比率で症状が出ずに回復する不顕性感染で収まるケースもあるのです。

初期症状は全身が倦怠感に襲われ、次いで食欲減退、嘔吐、黄疸、筋肉痛、発熱、尿が濃い茶褐色になる、白い便が出るなどの症状も現れます。また、肝臓の肥大という症状が現れ、これにより背中の右側に鈍痛を感じるようになると、急性B型肝炎の症状がでているかも知れません。


<検査・治療法>

血液検査が一般的です。多くの医療機関で実施されているので、B型肝炎の初期症状とされる全身倦怠感、嘔吐、黄疸などが出た場合は早めに診断を受けに行きましょう。

・ ウィルスの増殖を抑える、インターフェロン療法。
・ 免疫力を高める、ステロイド・リバウンド療法、有機ゲルマニウムの投与、小紫胡湯の投与。

目的としては、病気の進行を抑えて、肺硬変や肺臓ガンの進行を防ぐことです。

昔では死の病 (梅毒の症状・第五期、検査と治療法)

・第五期・

心臓血管梅毒は感染から10~25年ほど経って起こります。大動脈に血管が弱くなって拡張した動脈瘤できたり、大動脈弁の逆流で胸痛や心不全が起き、場合によっては死に至ります。

神経梅毒は神経系に起こる梅毒で、梅毒を治療しないでいると約5%の人に現れます。

・脊髄に浸されると足から激しく刺すような痛みに襲われ、次第に歩行にも障害が現れる様になり、下半身の麻痺状態に繋がります。
・脳が侵されると、脳の進行性麻痺となり、判断力が低下、言語の不自由、誇大妄想になったりと、痴呆の症状が現れます。

このように脳や脊髄に多大の障害を起こし、日常生活に支障がでてくるのです。

更に、神経梅毒は髄膜血管型・進行麻痺・脊髄ろうの3つの型に分けられます。

・髄膜血管型神経梅毒慢性型髄膜炎で、脳や脊髄を侵します。
・進行麻痺神経梅毒は個人の衛生状態の悪化、気分の浮き沈みが激しくなる、錯乱が進行するなど、だんだん行動の変化が現れてきます。
・脊髄ろう神経梅毒は、徐々に始まる脊髄の進行性病変で、脚に強い刺すような痛みが不定期に現れては消え、やがて歩行が不安定になります。


<検査・治療法>
第1期や第2期の場合は皮膚や口の患部をマッサージして、出てきた液体を染色し顕微鏡で検査をします。その他のほとんどは血液検査を行います。血液検査にはVDRLとRPRというスクリーニング検査の2種類あります。スクリーニング検査は低価格でかんたんに行えますが、感染してから6週間程経過しないと正しく検査結果でない場合があり、梅毒以外の病気と誤って結果がでてしまう恐れがあります。

治療法は、ペニシリン内服や注射で治療します。ペニシリンは2週間程度の投与で確実に治療効果を発揮する第一薬とされています。もしペニシリンアレルギーのある人には他の抗生物質を投与します。投与期間は第1期場合2~4週間、第二期の場合4~8週間、第3期以降の場合8~12週間内服します。
ただ、症状が治っても体内に菌が潜伏していることもあり、油断せず根気よく治療しましょう。

昔では死の病(梅毒の症状・第一期~第四期)

通常梅毒の症状は段階型4パターンに分けられるが、今回は細かく5パターンに分けて説明します。

<通常一期>
 ・第一期(~約3週間)
 ・第二期(約3週間~3ヵ月まで)
<通常二期>
 ・第三期(3ヵ月~3年まで)
<通常三期>
 ・第四期(3年~10年)★潜伏期
<通常四期>
 ・第五期(10年~)

・第一期・

まず第一期の症状は、感染してから早い人で1週間後、通常で3~4週間後に症状が現れ始めます。ペニス、舌、口の中、扁桃腺、のどちんこ、肛門などに人差し指の先ほどの痛くもかゆくも無いやや固いしこりが数個でき、やがて赤みを帯びて湿ったおできになります。

・第二期・

第二期の症状は、第一期のおできやしこりは消えていきますが、病原体はリンパ節に入り込んで増殖し、シコリができます。ただ、不快な症状ではないためにここまでは女性は約半数・男性では3人に1人は感染に気付かないで見逃してしまう可能性があるでしょう。また痛みも痒みもないため、おできやしこりが消えるとすっかり良くなったかと勘違いをしてしまいます。

・第三期・

第三期になると、発熱やだるさ、疲労感、関節痛、食欲不振、体重減少など全身に症状がみられてきます。症状も激しく、この第三期が感染力が強い時期なのです。薔薇の花びらのような赤く盛り上がった湿疹外陰部、肛門付近、顔や手足に出てきて、脱毛や白斑、爪の変形なども現れこともあります。80%以上が潰瘍性口内炎に、約50%に全身のリンパ節の腫れ、約10%に眼の炎症が起こります。まれに眼の炎症で視神経が腫れ、視力障害になるケースや急性の症状で難聴にあるケースがあります。

・第四期・

未治療で第四期になってしまうと、ほぼ治療不可能になります。
硬いシコリやゴム腫と呼ばれるこぶ状のモノが皮膚や器官、頭、鎖骨、胸骨などに出て、その表面の皮膚が赤くなって傷跡として残ります。骨にできると骨に深く突き刺さるような強い痛みが起こるようになり、夜になると悪化します。”梅毒で鼻が落ちる”とはこの段階のことで、ゴム腫が鼻骨にでき鼻骨が砕けてしまう。という症状なのです。
第五期等、続きは梅毒(2)へ

妊婦は注意!早産や胎児奇形にも…

<感染ルート>

寄生虫の一種であるトリコモナス原虫が、性行為によって膣内に入り込むことで発症する感染症です。外陰部や子宮腔内などにも炎症を起こすこともあり、「膣トリコモナス症」とも言います。
性行為以外では浴槽や公衆浴場、トイレの便座、タオルなどが感染源とされています。少数ですが性行為のない子供の感染も認められており、この場合は母親が感染していることが多い。また、女性の場合膣の自浄作用が低下するので、他の感染症に感染しやすくなります。
性行為などにより感染した場合、3日以内に発病します。

<症状>

男女両方にの生殖器や尿管も感染しますが、症状がでするのは主に女性です。
男性の場合は自覚症状はほとんどなく尿道感染症がよく見られます。
女性は黄色いや泡状のいずれも臭いのキツいおりものがでたり、膣の中にかゆみを覚えます。また膣の粘膜が腫れ、発疹がてきていたりするための出血や、外陰部がただれ膣壁に出血がみられることもあり、頻尿や排尿痛をも自覚することがあります。  
生殖年齢にある女性の約20%が発症するとされています。

妊娠の感染について…妊娠初期(12週以前)の内服投与で胎児奇形が起きるケースがあるため、治療は膣錠で対処します。
*トリコモナスが胎児へ直接作用し奇形を起こす心配はないのです。しかし妊娠末期の感染では、膣炎が影響して早産に至る場合があるので注意が必要です。
また、分娩時に新生児に垂直感染することもありますが、確立は低く、感染はほとんどが一過性であるため治療の必要はありません。

<検査・治療法>

男性のトリコモナスの検出は困難ですが、陰茎の先から出る分泌物を起床後一番の排尿前に採取し、顕微鏡で検査します。
女性の場合は膣の貯留している分泌を顕微鏡で検査します。

女性の治療はメトロニダゾールあるいはチニダゾールを内服しながら同薬剤の膣錠を併用し、約2週間で完治。(メトロニダゾールで95%完治)
男性は内服薬の服用で約1週間で完治します。
*メトロニダゾールをアルコールと一緒に服用するのはやめましょう。口の中が金属味がしたり、吐き気や白血球数の減少で女性の場合、腟カンジダ症にかかりやすくなります。

注意として、トリコモナス症は性行為で容易に感染してしまうため、パートナーとの間で病気が行き来し連続感染をすることがあります。自己診断で治療を中止したりパートナーにも内服してもらい一緒に治療することが望ましいです。 

感染者が若者に多い淋病

アジアやアフリカで多く感染者がいます。また日本近年感染者が増加していて、感染者は男性は20代後半・女性は20代前半の若者に多く見受けられます。原因菌は体温程度の温度以外では生きられない為、性行為が一番感染しやすいのです。1回の性行為で約30%という高い確率で感染し、感染しても免疫が作られないため、再感染してしまいます。
淋病は感染から発症期間が短く、痛みなどで自覚症状があります。

<症状>

男性は主に尿道炎を起こします。更に場合前立腺炎、精巣上体炎にもなるケースがあり、男性の場合、感染元はファッションヘルスでの感染が多いので注意が必要です。
症状は尿道にかゆみや尿道口から粘液性分泌物がでます。尿道口が赤く腫れ、排尿時や勃起時に激しい痛みをおぼえます。また、治療後に無精子症になることもあります。

女性は主に子宮頸管炎を起こします。膣→子宮→卵管→骨盤内へと菌が進行して、卵管炎、卵巣炎、骨盤腹膜炎、また腹膜炎、肝周囲炎などが起きます。感染症全体のおよそ10~20%が骨盤内腹膜炎になると考えられており、その中の20%が骨腹膜炎症(卵管炎による)不妊症の発生が見られる報告があります。感染後1週間に急性尿道炎、急性膀胱炎症状になりおりものに異常が見られます。また、排尿痛、排尿困難、頻尿、残尿感などが現れた場合、急性尿道炎になったとされます。同時に黄色く粘気のある悪臭を帯びたおりものがでます。
更に、オーラルセックスなどによりノドの淋菌感染が増加傾向にあります。その場合、ノドの腫れや痛み、発熱などが起こります。淋菌感染者の30%がノドから感染しているのです。

<検査・治療法>

最近ペニシリンに耐性をもった細菌も出現し、増加していますが淋病治療で最も効果的な第一薬はやはりペニシリンです。男性よりも女性が治療が困難と言われており、投薬量も男性の倍の量が必要とされています。パートナー(男性)が完治したからといって自分(女性)
も完治していると先走ってはいけません。医師に完治したと言われるまできちんと治療しましょう。

国民病とも言えるC型肝炎

C型肝炎ウィルスが感染源の国民病とも言えるC型肝炎。感染者は200万人以上で、C型肝炎は血液感染がほとんどです。母子感染もまれで、性行為による感染もわずかです。普通に生活をしている面で感染することはありません。また、感染しているという自覚症状がない人が多く見られます。 一番症状のある急性肺炎でも自覚症状が20~30%の割合しかいない程です。感染して20年程経って肝硬変になっているのも気付かない人もいます。

C型肝炎の特徴として、A型・B型より急性期では症状が軽い。C型急性肝炎はほぼ慢性化し、自然治癒はまれにしかない。ということがあげられます。
感染経路では輸血が多いのだが、20年程前から献血の血液にC型感染ウィルス検査が行われるようになり、輸血による感染者数は減少しました。
他の感染経路として注射器などの共用やピアッサーの消毒無しでの使い回しなどがあげられます。

<症状>
全身の倦怠感、そして食欲不振や嘔吐などの症状があります。他には肝臓が腫れたり黄疸がみられる場合があります。

<検査・治療法>
ほとんどの病院でできる血液検査で検査できます。ウイルスの抗体を調べ感染の有無を調べたり、酵素を調べ肝臓の状態を調べます。検査結果が陽性ならば精密検査へ移ります。

治療にはインターフェロン(抗ウイルス剤)注射をします。
*このインターフェロン注射は健康保険が適用されている唯一の抗ウィルス薬
*肝細胞に直接働いて、ウイルスの増殖を防ぐ作用
*治療成功率は約30%

その他にはリバビリンという薬があります。これはインターフェロン併用することでインターフェロンの成功率を35~40%まで引き上げることができます。

それでも治癒しないケースには抗ウィルス治療が行われます。

エイズを発症させるヒト免疫不全ウィルス、HIV

HIV = Human Immunodeficiency Virus(ヒト免疫不全ウィルス)これはエイズを発症させるウィルスです。 感染者の血液、精液、膣分泌液、母乳で、”ヒト”から移るものです。普段の生活をしていて移ることはまずありません。時にHIV感染者と握手をしても感染するなどと間違った知識身につけている人がいますが、それだけで移ることは決してありません。一回の性行為でもHIVに感染する確率は1%程と言われている程、HIVウィルスは強い菌ではないのです。
しかし低確率といっても気をつけなくてはいけません。全く油断はできないのです。輸血や母子感染(経胎盤・経産道・経母乳感染)もするHIVですが、HIVウィルスは血液、性液、体液に潜みます。性行為では相手の口の中、性器、直腸や傷口から感染するので注意しましょう。

HIVの発症は3つに区分けされます。HIV初感染期・慢性感染期・AIDS期とされます。HIV感染からすぐにエイズを発症するわけでなく、5年~10年の潜伏期間の後エイズを発症します。免疫細胞にHIVが入り込み、免疫細胞を破壊し後天的に免疫力を奪うのです。
HIV感染の発覚・治療早いほど、発症を抑えることができます。

<症状>
HIV初感染期の半数以上の感染者は自覚症状があります。(下痢、頭痛、吐き気、嘔吐、肝脾腫、体重減少、口腔白苔、神経症状など)風邪やインフルエンザに似た症状がでます。

慢感染期は徐々に免疫能力が徐々に落ちていくため、それに添って症状がでてきます。

AIDS期では免疫がほとんどない為、普段健康な体ではならない弱い病原菌に負け、免疫力低下が故の病気にかかります。AIDSの状態でなにも治療しないでいると2年程で死に至ってしまいます。

<検査・治療法>
血液検査をします。HIVウィルスに感染して作られる抗体が血液中あるか無いかで判断します。抗体の形成は約7週間程、遅い人で約12週間程かかるので性行為や輸血後の8~12週間後に検査をしてください。抗体が形成される前に検査しても正確な検査結果はでません。確実に正確な結果が欲しい人は12週間後の検査は100%正確な結果がでるので12週間過ぎた後検査しましょう。

エイズの治療薬は未だ開発されていませんが、エイズの発症を遅らせる薬開発されてきています。しかし最近、水素水が注目されています。エイズやガンなどに有効であるとされています。NBAバスケット選手のマジック・ジョンソン氏はエイズ患者でしたがプロバスケット界に復帰しました。世界を驚かせた出来事ですが、彼は活性水素を含む水をエイズ治療として飲んでいました。

ヒトパピローマウィルスによる性病とガン。

ヒトパピローマウイルス(HPV)が性行為によって広まり、感染します。感染後すぐに発症するのではなく体内に潜んでいることが多いとされています。そらに、一端治療して、症状が消えても皮下に潜むウィルスで再発します。要は、感染の拡大や再発が起こりやすい病気と言えるのです。

~ヒトパピローマウィルスによる子宮頚がん~
子宮頸がんの原因は、性感染症のヒトパピローマウイルスにあります。性交渉にとって感染しますが、多くの場合2、3年で自然治癒します。しかし、女性の10人に1人が自然治癒せずウィルスが残り持続感染をします。それが長期に続くと子宮頸ガンとなる可能性があるのです。早いうちに治療すれば子宮頸癌への進行を防げます。
女性の尖圭コンジローマは無症状のことがあるために子宮頸癌検査で発見されることがあるのです。

<症状>
男性は亀頭や陰茎に腫瘍ができます。その腫瘍は無痛性で、もろくて軟らかく乳頭のように発育します。それが多発するとカリフラワーのように見えます。
女性は尖圭コンジローマの人との性行為で60~80%の感染率で感染し、外陰部・膣内などにいぼができます。更におりものが増えます。

<検査・治療法>
腫瘍の視診だけでも診断できます。腫瘍の角化が不完全な状態であると視診での診断が困難であるため、腫瘍の一部を切除し顕微鏡検査を行います。

電気凝固や窒素による冷凍治療、レーザー蒸散、電気メス、などの外科治療と軟膏などの薬物治療があります。大きい場合や再発する場合には、まわりの皮膚も切除し再発率を軽減させます。

性行為では男性から女性へのみ感染する白血病

精子中のウィルスが感染源で性行為では男性から女性へのみ感染する感染症です。夫婦間の感染では、結婚後約2年で20%程の確率で女性に感染するとされています。(男性のみ持続性感染者の場合)

ヒトT細胞白血病ウィルスの持続感染者は日本に約120万人いるとされます。その中で年間約700人が発症しています(120万人と比べると少数の人が悪性の病気として発症)。症状がでるまで30~70年もかかり潜伏期間は非常に長いです。これまで根本的な発症理由はよく分かっていませんでしたが、現在解明されてきています。

発症者の大半が九州と沖縄に集中。発症者のほとんどが40歳以上であり、成人T細胞白血病とも言われています。この成人T細胞白血病は血液のガンのことです。

感染は性行為だけではなく、ほとんどが母子感染で、一番母乳による感染が高いです。母乳中に含まれるウイルスで子どもへ感染します。また妊娠中や出産時の産道感染も考えられます。

<症状>
男女ともリンパ節の腫れ、肝臓の腫れなどの症状が現れます。また、体に赤い発疹がでると初期症状の現れです。更に原因不明の皮疹、血液中のカルシウム値の上昇によるのどの渇き・意識障害などがあります。  

<検査・治療法>
HTLV-I抗体検査という血液検査をします。(HTLV-IはヒトT細胞ウィルス)
この検査は妊娠中の通い先の病院でも受けることができます。

様々な治療法がある中、完治する確率は少ないです。しかし、骨髄移植でウィルスはほぼ消失するとされています。

~ヒトT細胞白血病の起源~
ウィルスがミイラから検出されていて、少なくとも1000年以上は人間と共存してきたヒト型T細胞白血病ウィルスなのです。

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